ある日の音楽レッスン 🎵
みなさんこんにちは。
足立区 花畑
音楽&学習 小さな個別指導教室
〈アンダンティーノ〉の中西です。
写真に写っているのは
五線 マグネット版を使った
音符の学習です。
学校で怪我をしてしまい
しばらくは
右手が使えない生徒です。
利き腕が 使えないのは
本当にたいへんですよね。
ご家族も ご心配なさったと思います。
けれど、音楽レッスンに
休まず通っています。
お母さまと ご相談をし
ピアノは 左手だけ
練習をしていますが
それに加えて
中西の提案で
五線マグネット版を利用しながら
ソルフェージュのレッスンを
長めに やっています。
五線 マグネット版は
ノートの五線紙に 書き込むより
はるかに効率よく
音符を覚えることができます。
ある日の
ソルフェージュのレッスンを
ご紹介いたします。
① ハ長調の音階を五線マグネット版に磁石で並べてゆく。
ト音譜表に その音を歌いながら
きれいにならべる。
◇生徒の反応
『どうやったら綺麗に音符が並ぶかな。もっと真っ直ぐに並べたい!』
子どもが、間隔を揃えて綺麗に音符をならべるのは、意外に難しいのですね。
↓
② 7音の音階から 中西が1音だけ減らし、6つの音をピアノで弾く。
生徒が聴音。
何の音がぬけたかな?
抜けた音を聴き分けて
その音のマグネットを
とるゲーム。
いろいろな音を抜いて聴音する。
出来たらその音列を歌ってみる。上行形、下行形両方歌う ♪
◇生徒の反応
『もっといっぱい 減らしていいよ!』
生徒は 面白くなると 更に難しいことをやってみたくなるのですね。
↓
③ 7音の音階から 2音3音と 減らしながら 聴音。
減らしてゆくうちに、跳躍した音程を自然と耳で おぼえる。
(たとえば
ドミファラド
ドレラシド
ドファソシド
ドミラド
ドファシド などなど)
音程は 聴くだけでなく
必ず 自分の声で歌って
体感してもらいます
7度音程など、面白がって歌います。(ドの音から上のシをとると
7度音程ができます。)
↓
④ 同じように ヘ音譜表でも問題をだす。音の高低を体感してもらう。ヘ音譜表の音符も違和感なく読めるようにする。
↓
⑤ 単音の聴音がおわったら、主要三和音の聴音をする。
(ドミソ・ドファラ・シレソのことです。)
マグネットだと、生徒もすぐに解答できるので 便利です。
↓
⑥ ドミソのうちの 1音を抜いて、何の音が抜けたか あてる。
当たったら、その音を正確に歌い、中西と二人で2音のハーモニーを作る。
などなど・・・。
他にもいろいろな問題がクイズ形式で出しやすく、生徒もマグネットを使って簡単に答えられるので
楽しく音符を覚えられます。
この生徒は
小学校の金管バンドで
ユーフォニアムを吹いているので
とても 音程がよくとれます。
今回 ソルフェージュの時間を
長くとれたことで
私も この生徒の
音程をつくる能力の高さを
再発見できました。
音符は読めるだけではなく
自分の声で歌えるように
なって欲しいのです。
楽器を弾く上で 大切なことです。
もうすぐ右手包帯が
とれるそうです。
早く手が治りますように!
右手が使えるようになったら
今までよりもっと
ピアノが楽しくなるのではないか
と思っているんです。
『人間は 利き手ではない方を
1日3時間毎日使うと、
凄く頭が よくなるそうですよ。』
と お話ししたら
生徒のお母さまが
『きっと ばっちり
頭がよくなったんじゃないかしら』
と 笑っていらっしゃいました。
それでは また♪
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