テンポ について 🎹
みなさんこんにちは。
音楽&学習 小さな個別指導教室
〈アンダンティーノ〉の中西です。
生徒がひとつの曲を演奏したとき
〈もう少し 早いテンポで弾けば良いな〉
と 感じることは よくあります。
理由は
その楽曲のもつ
いろいろな 素晴らしい要素を
聴衆に伝えるためには
それぞれに
相応しいテンポや拍節感 というものがある
と思うからです。
しかし 私が大切にしている ことは
生徒が 現時点で
その楽曲のキャラクターを
どのように認識して
演奏しているのか
なのです。
生徒の認識を 飛び越えて
〈テンポをあげましょう。〉
と レッスンで提案しても
形の上では まとまるにせよ
生徒本人が 楽しみながら
演奏出来ない ということが
起こります。
結果 上達するほど
音楽が つまらなくなる
の だと思うのです。
人間の耳は
訓練を重ねた人でなければ
早い音の動きには
ついてゆけませんし、
自分が 弾いている音を
自分の耳で聴きとれていなければ
それは
音楽ではなくなってしまうでしょう。
私は
生徒が〈テンポをあげたい!〉
と言い出すのを 待っています。
また 次のレッスンで
自然とテンポを上げて
さらってくることもあります。
そういう時は
弾いている曲が
生徒自身のものに
なってゆく瞬間のように感じます。
それでは また ♪
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